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１　製造と乾燥

米沢市周辺の標高500〜600メートル位の山で採れた山ケヤキを製材し、最低５年以上自然乾燥させ、木のヤニ分を出し、反りや狂いの無いものを使う。

２　木取り

木の木目を見て適材適所にどこに使うかを選定し、その寸法に合わせて造作する。

３　組み立て

伝統的な木釘を使い、堅牢に組み立て、引き出しや扉は隙間なく本体に入れる。

４　塗装

漆などを塗っては研いで、塗っては研いでを何回か繰り返す。

５　金具制作

鉄板を、１００種類以上あるタガネを使って模様を彫り込みくり抜く。取っ手は鉄の棒を熱し、たたいて伸ばし、曲げ整形する。

６　金具取り付け（完成）

ぬり面を傷つけないよう慎重に金具の彫り込みをし、取り付ける。金具を取り付けることで、箪笥の表情が大きく出てくる。